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動物病院+トリミング
神戸三宮元町にあるACSです。

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2022.03.31

ACS letter 2022.4 ㊵動物たちの寒さ対策

こんにちは。スタッフの久原です。

 
まだまだ寒い日が続きますが、皆さん体調は崩されていませんか?
人でも体調を崩しやすいこの時期、どうぶつ達にとっても寒さは体調不良の原因になります。
 
どうぶつ達が寒さを感じていた場合、以下のような合図を出していることが多いです。
 
小刻みに震えている
からだを小さく丸めている
お散歩に行きたがらない
お布団や毛布の中にもぐる
飲水量が減っている
 
 
今回はこれらどうぶつたちの出してくれる合図を踏まえて、この時期起こりやすい諸症状、それらの対策をご紹介したいと思います。
 
 
 
からだの冷え
からだが冷えてしまうと下痢や嘔吐などの症状が起こりやすくなります。
普段どうぶつたちは人よりも冷たい空気が留まりやすい床付近で生活している場合が殆どです。
エアコンの風向きを下に設定してあげたり、ケージ等にはペット用のヒーター、湯たんぽなど主に床=お腹に近いところで温めて上げるのが効果的です。
またお留守等が多く家電製品の使用を控えたい場合はお洋服、部分的に絨毯やタイルマットなどを敷いてあげるのも対策の一つになります。
 
 
飲水量の低下
お水を飲む量が減ってしまうと膀胱炎、尿結石等の泌尿器系の病気に対するリスクが高まります。
そういった場合は水分補給用のおやつをあげてみたり、普段のご飯に少しお水を足してあげる。
またお湯でふやかしてあげる、茹でたお野菜をトッピングするなどご飯を食べる際に一緒に水分を摂取できるようにしてあげるのも効果的です。
 
 
お部屋の乾燥
エアコン等の暖房器具の使用によりお部屋が乾燥していると鼻や喉の粘膜も乾いてしまうため、細菌やウィルスに対しての抵抗力が弱まったりすることもあります。
乾燥に対しては40~60%を目安にお部屋を加湿してあげるのが効果的です。
加湿器や濡れタオル、またコロナ禍で空気清浄機を導入されているご家庭も多いと思います。
空気清浄機には加湿機能を備えたものも多いので、そういったものもぜひ活用してみて下さい。
 
 
 
どうぶつ達が暑さや寒さを感じたり、体調不良の場合は普段と少し違った様子を見せることで私達に合図を送ってくれます。
 
その合図を見逃さないようにしっかりと普段のどうぶつ達の様子を観察して、その子その子に合った対策を実践してみて下さい!
 
 
 
 
 
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